春の甲子園大会

県高野連、来春の選抜「21世紀枠」に上尾を推薦

 県高校野球連盟などは12日、来春の第94回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に県立上尾高校(上尾市)を選んだと発表した。

 同校野球部は1958年に創部し、現在の部員は58人。春は3回、夏は4回の甲子園出場経験があり、75年夏の甲子園では4強入りした。84年夏を最後に甲子園に出場していないが、私立優勢の県内で08年、18年夏の北埼玉大会で準優勝するなど常に上位進出している古豪だ。

 県高野連は選出理由について「21年度は春、秋の県大会で4強入りし、秋は優勝した浦和学院をあと一歩まで追い詰めた。県内公立の雄と呼ばれるにふさわしい活躍」と評価。また、普通科の部員の多くが大学進学し、商業科のほとんどの部員が簿記や情報処理検定など資格検定試験を突破しており、「(校訓の)『文武不岐(ぶんぶわかたず)』を実践する姿は推薦に値する」としている。

 金丸健司主将(2年)は「『公立校で甲子園に出たい』という思いで入部したので、まずは一歩近づけてうれしい。ここからがスタート。強いチームにしたい」と語った。

 21世紀枠は全国9地区の選考会(12月中旬頃に関東・東京で1校を推薦する)を経て来年1月28日に大会に出場する3校が選ばれる。上尾は16年、第88回大会でも21世紀枠の県推薦校に選ばれており、推薦は2度目となる。関東・東京地区の推薦校にも残ったが、選抜出場校を決める選考委員会で選出されなかった。

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