春の甲子園大会

夢の花咲け徳栄・センバツ’16 選手紹介(7)

監督の意思浸透 富永洋内野手(2年)

201603162000 年初から学生コーチ(野手担当)を兼務する。岩井隆監督評は「熱い男」。「元気なことでは誰にも負けない」と自負もしている。周囲に指示を出せる資質を見込まれ、学生コーチのコンビを組む清川旺選手(投手担当)とともに岡崎大輔主将(2年)を支え、監督の意思をチームに浸透させる。

 7人兄弟の5番目。高校球児だった父の影響もあって小学2年生から野球を始めた。今は、弟にとって「センバツに行くかっこいい兄」でもある。

 目下の目標は減量。体のバランスを考えて1年生の時から約10キロ減らしたが、もう少し減らしたいという。野菜を先に、よくかんで食べることを心がける。一方で筋肉量を増やすため、トレーニングも欠かさない。

 身長173センチ、体重87キロ。右投げ右打ち。昨秋公式戦は1打数1安打1打点。

声出しこだわる 清川旺投手(2年)

201603162001 投手として、他投手の学生コーチも兼ねる。コーチのコンビを組む富永洋選手とは、寮でも相部屋。時に向かい合わせのベッドに座り、学生コーチの立場からチームのあり方を話し合う。岩井隆監督評は「面倒見が良く、後輩に人望がある」。

 この冬は「上半身の強化」を課題に掲げ、毎日こつこつとトレーニングを重ねてきたこともあり、筋力がついた手応えを感じている。今年の目標は「力を出し切り、ダメでもがんばり続ける」こと。練習では、誰よりも大きな声を出すことにこだわっている。

 子どものころは、サーフィンをする父と一緒によく海に行った。「いつか野球部を引退したら、自分もサーフィンをやってみたい」と考えている。

 身長179センチ、体重70キロ。右投げ右打ち。昨秋公式戦は1イニングを投げ、防御率0・00。=つづく

(毎日新聞埼玉版)

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