春の甲子園大会

花咲く春、夢膨らむ 花咲徳栄高で生徒が人文字

センバツ出場を祝して、人文字をつくる花咲徳栄の生徒たち=加須市でセンバツ出場を祝して、人文字をつくる花咲徳栄の生徒たち=加須市で

 第88回選抜高校野球大会に出場する花咲徳栄高校(加須市花崎)のグラウンドで、1、2年生の運動部員ら約600人が15日、「花 88センバツ」の人文字を描き、硬式野球部にエールを送った。毎日新聞社のヘリコプターが上空から撮影し、記念ボールと祝賀メッセージが投下された。

 グラウンドでは、白いユニホーム姿の野球部員らが「センバツ」、スクールカラーの青のウインドブレーカーを着た運動部員らが「花」の字形に整列。午後2時過ぎ、ヘリ「レインボー」が到着し、人文字を撮影した。

 続いて、記念ボールとメッセージがヘリから投下された。春の全国高校空手道選抜大会に出場する空手道部主将の長寿樹(ちょうとしき)さん(2年)と、ボクシング部で全日本ジュニア・ライトフライ級チャンピオンの並木月海(つきみ)さん(2年)が落下地点に走り、長さんが落下傘をつけて落ちてきたメッセージ入りの筒に飛びついてキャッチ。長さんは「悔いなく全力でやってほしい」、並木さんは「優勝目指して頑張ってきて」と述べ、センバツに出場する選手に期待を寄せた。

 メッセージは同社の朝比奈豊社長から寄せられ、竹中拓実・さいたま支局長が代読。「人は誰でも努力と勉強次第でその道の第一人者になれる」とする同校の建学の精神「人間是宝」に触れ、「大舞台を存分に味わってください」と祝福した。メッセージと記念ボールを受け取った硬式野球部の岡崎大輔主将は「花咲徳栄高校の代表として頑張ってきます」と、夢舞台での活躍を誓った。

(毎日新聞埼玉版)

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