春の甲子園大会

県高野連、来春の選抜「21世紀枠」に坂戸を推薦

 県高校野球連盟は10日、来春の第96回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に県立坂戸高校(坂戸市)を選んだと発表した。同校の推薦は初めて。

 同校野球部は1971年に創部し、現在の部員は45人。甲子園出場経験はないが、21年夏の埼玉大会でベスト16、今秋の埼玉大会で創部初のベスト8入りするなど好成績を収めている。

 県高野連は選出理由について「今年の秋季大会で西部地区唯一の公立校として県大会に出場しベスト8に入るなど着実に力をつけている」と評価。

 また、部員全員が一般入試で入学した県内出身者で文武両道を実践。グラウンドはサッカー部、陸上競技部、ハンドボール部、ソフトボール部と共用で、限られた設備や練習時間の中で日々の練習を工夫している。

 「私立校が多い埼玉県西部において、1校あたりの部員数が大幅に減少する点を考えると、21世紀枠の基準を十二分に満たしていると考えられる」としている。

 阿部晴偉主将(2年)は「鳥肌が立った。うれしい」と語った。宮川浩之監督は「7限目まで授業を受ける普通の高校生。自主性を重んじ、野球も勉強も頑張ってきた。万全の準備をしたい」と話した。

 21世紀枠は全国9地区の選考会(12月中旬頃に埼玉を含む関東・東京で1校を推薦する)を経て来年1月26日に大会に出場する2校が選ばれる。

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