県高校野球連盟などは6日、来春の第93回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に県立大宮東高校(さいたま市見沼区)を選んだと発表した。
同校野球部は1981年に創部し、現在の部員は58人。90年に夏の甲子園に初出場し、93年春の選抜大会では準優勝。創部以来、夏の埼玉大会は決勝進出5回の成績を収めている。
県高野連は選出理由について「昨夏と今秋の大会で、公立高校として唯一の4強入りを連続して果たした。小学生対象の野球教室にも取り組むなど、地域に貢献している。近年は教員や公務員の採用試験合格実績も高く、推薦に値すると判断した」としている。
鈴木翔也主将(2年)は「甲子園へのチャンスをいただけて本当にうれしい。全国を意識して、覚悟を持って練習に臨みたい」と語った。
21世紀枠は全国9地区の選考会(12月中旬頃に埼玉を含む関東・東京で1校を推薦する)を経て来年1月に大会に出場する3校が選ばれる。