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県高野連、来春の選抜「21世紀枠」に川越工を推薦

 県高校野球連盟と毎日新聞さいたま支局は16日、来春の第89回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に県立川越工業高校(川越市西小仙波町2)を選んだと発表した。

 同校野球部は1946年に創設され、現在の部員数は51人。69年と73年に夏の甲子園に出場し、73年は4強入りしている。

 現チームは今秋の県大会で16強入りし、県高野連などは選考理由を「強豪私学に囲まれた中、近年も安定した成績を上げており、文武両道を実践する模範校として推薦校にふさわしい」とした。

 同校は県内に初めてできた工業高校で、100年以上の歴史がある。卒業生には「ウォークマン」や「Suica」の開発者がおり、県の公式マスコット「コバトン」も同校の生徒が授業でデザインした。野球部以外では自転車競技部などが強豪として知られる。

 県推薦校に選ばれ、大川翔大主将(2年)は「光栄です。センバツに出場することを目標に、冬の練習では体作りをしっかりして、個人の課題をなくしたい」と話した。

 21世紀枠は全国9地区の選考会を経て、来年1月に3校が選ばれる。

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