春の甲子園大会

夢の花咲け徳栄・センバツ’16 選手紹介(1)

 20日開幕する「第88回選抜高校野球大会」に出場する花咲徳栄高校。ナインはポジション・学年を問わず仲が良く、岩井隆監督は個性豊かな顔ぶれの「アパッチ野球団」と称する。選手は日本一を目指して競い合い、チームとしても進化を遂げている。野球部員が冬休みに毎年書く「今年の目標」とともに主な選手を紹介する。

走攻守に隙なし 岡崎大輔主将(2年)

201603081400 「頭が良く、弁舌さわやか」と岩井隆監督が評するチームの柱。授業中に居眠りしている部員にも注意するという責任感あふれるキャプテンだ。中学時代からのチームメートで、今も練習が終わると一緒に下校するエース高橋昂也投手をはじめ、ナインの信頼は厚い。

 走攻守に隙(すき)がない。ショート経験者ばかりの先輩内野手の中で、昨夏の甲子園ベスト8チームからショートを守る。甲子園で敗れた東海大相模戦は「リードしている時から押されているような気がした」と振り返り、「今回のセンバツでは自分たちが押す方になる」と意気込む。打撃面では「1球も無駄にせず、追い込まれても三振しない」ことを心がけ、高い打率をさらに伸ばすことが目標だ。

 身長182センチ、体重75キロ。右投げ左打ち。昨秋公式戦の打率4割1分9厘。

先発完投に変貌 高橋昂也投手(2年)

201603081401 昨夏、リリーフ投手として甲子園のマウンドを経験し、昨秋から1番を背負う。短いイニングで三振を稼ぐ全力投球型から、先発・完投型に変貌を遂げつつある。

 サッカー少年だった小学3年の頃、人気アニメ「メジャー」を見て野球に転じた。最初から投手を任され「打者と勝負して空振り三振を取るのが楽しかった」と話す。

 ピンチにも動じず、マウンドで仁王立ちになる様子は強気に見えるが、周囲は「素顔はシャイで純粋」と評する。

 武器は最速145キロの直球と4種の変化球。冬場は「直球狙いのバッターにも打たれないストレートを投げる」ことを意識してレベルアップを図ってきたといい、「実戦で成果を試したい」と静かな闘志を燃やす。

 身長181センチ、体重83キロ。左投げ左打ち。昨秋公式戦は48イニングで防御率1・50。=つづく

(毎日新聞埼玉版)

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