秋季高校野球県大会は3日、県営大宮球場で準決勝2試合が行われ、関東大会に出場する3校のうち2校が決まった。
2年連続の選抜出場を目指すAシード浦和学院は、22年ぶりに4強に進出した狭山ヶ丘と対戦。終始優位に試合を進めた浦和学院が4-1で勝利した。浦和学院の関東大会出場は2年連続16回目。
浦和学院は1回裏2死二塁から前田のセンターへの適時打で1点を先制。2回裏、3回裏にもそれぞれ1点ずつ加点し、8回裏は1死二塁から幸喜のセンターへの適時打で4点目をあげた。
狭山ヶ丘は先発のエース藤野が序盤に3失点する苦しい展開。2番手の安田は無失点に抑えたが、8回からマウンドに上がった藤野が再び失点した。打線は計4安打で、4回表1死二、三塁で永野の二ゴロによる1点にとどまった。
夏春連続の甲子園出場を目指すAシード花咲徳栄は、Bシード春日部共栄と対戦。効果的に加点した花咲徳栄が9-2、8回コールドで快勝した。花咲徳栄の関東大会出場は2年ぶり10回目。
花咲徳栄は3回表1死二塁で、岡崎の当たりがショートの悪送球となり1点を先制。続く4番隈本の右中間への適時三塁打と楠本の犠牲フライで2点を追加した。6回表は2死二塁から連続四球で2死満塁とすると、千丸のセンターへの適時二塁打と相手の暴投で3点を追加した。
春日部共栄は4失策と守備が乱れた。打線は序盤こそ花咲徳栄の好投手・高橋昂を捉えていたものの、4回以降はヒット2本に抑え込まれた。
4日は県営大宮球場で狭山ヶ丘-春日部共栄(3位決定戦・10時)と浦和学院-花咲徳栄(決勝戦・12時30分)の試合が行われ、3位決定戦の勝者は残る1枠の関東大会出場権を獲得する。