秋季地区予選・県大会

花咲徳栄が2年ぶり6度目V 西武台下す 秋季県大会

 秋季高校野球県大会は6日、県営大宮球場で決勝が行われ、花咲徳栄が西武台を8-3で下し、2年ぶり6度目の優勝を果たした。両校は来春の選抜大会出場校を決める際の重要な参考資料となる秋季関東大会(10月19~21、26、27日・群馬)に出場する。同大会への出場は花咲徳栄が2年ぶり13度目、西武台が23年ぶり4度目。

 決勝は両校ともにエース先発を回避し、花咲徳栄は鈴木、西武台は井原が先発した。試合が動いたのは三回表。花咲徳栄は無死一塁から2番浜岡の右中間を破る適時二塁打で1点を先制すると、四回表には栗島の適時二塁打など4安打で3点を追加し4-0とリードを広げた。

 対する西武台は四回裏、1死一、二塁から山田の3点本塁打で一時は1点差まで追い上げたが、五回表に3連続四球を与え無死満塁とすると、栗島の適時打で2点を許し、2死からさらに3連続四死球で2失点。この回大量4点を奪われ、試合の主導権を握れなかった。

 五回途中から登板した西武台のエース増田は強打の徳栄打線を4安打無失点に抑える好投を見せたが、リリーフ陣の乱調が響いた。特に1点差に詰め寄り、反撃ムード直後の五回表に6四死球を与え、わずか1安打で4点を献上したのが悔やまれる。

 前評判通りの打力と総合力の高さを見せつけ優勝した花咲徳栄と、浦和実、昌平など数々の強敵を倒し準優勝まで躍進した西武台。花咲徳栄は4年ぶり、西武台は32年ぶりのセンバツ出場を目指し、関東大会に挑む。

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