春季県高校野球地区予選は17日、4地区の7球場で代表決定戦16試合が行われ、県大会に出場する39校が出そろった。
東部地区では、昨秋4強の春日部共栄が越谷南を5-1で下した。昨春8強の春日部東は12安打で10点を奪い、栗橋北彩に5回コールド勝ち。叡明、鷲宮も勝ち、県大会出場を決めた。
西部地区では、昨春4強の聖望学園が所沢西と延長戦の末、2-1で辛くも勝利した。
坂戸西-坂戸の試合は点の取り合いとなった。10-9で迎えた8回表、坂戸西は1点を追加し11-9とリードを広げるも、その裏、坂戸が黒瀬、茂呂の適時打と敵失で3点を追加し11-12と逆転に成功。追い込まれた坂戸西は9回表、同点に追い付く意地を見せ、そのまま延長戦に突入。10回表、坂戸西が4点を追加し、16-12で逆転勝ちした。川越、飯能はそれぞれ接戦を制した。
南部地区では、大宮南が朝霞との乱打戦を制した。大宮南は6-10とリードを許し迎えた9回表、新井、伊藤、奥野の適時打で5点を奪い、大逆転。その裏の攻撃を0点に抑え、11-10で競り勝った。立教新座、大宮西、大宮武蔵野はそれぞれコールド勝ちし、川口は大宮工を3-2で破った。
北部地区では、昨秋8強の上尾が12安打で11点を奪い、熊谷西に7回コールド勝ち。本庄第一、熊谷商はそれぞれ快勝で県大会へ駒を進めた。
春季県大会の組み合わせ抽選会は4月20日に行われる。大会は地区予選を勝ち抜いた38チームに選抜出場の花咲徳栄を加えた39チームが参加し、4月23日に開幕。同大会でベスト16以上のチームが今夏の全国選手権埼玉大会のシード権を獲得し、上位2校は春季関東大会(5月21~25日・群馬)に出場する。
県大会出場校
東部 | 春日部工、越ヶ谷、草加西、春日部共栄、春日部東、栄北、獨協埼玉、叡明、鷲宮 |
西部 | 川越工、ふじみ野、埼玉平成、西武文理、山村学園、星野、川越、坂戸西、聖望学園、飯能 |
南部 | 南稜、西武台、慶應志木、浦和学院、川口、蕨、大宮東、大宮南、立教新座、大宮西、大宮武蔵野 |
北部 | 早大本庄、正智深谷、本庄東、松山、桶川、上尾、本庄第一、熊谷商 |
推薦 | 花咲徳栄 |