日本高野連は3日、高校野球の育成と発展に尽くした指導者を表彰する「育成功労賞」の受賞者49人を発表し、埼玉からは杉戸農業高元監督の吉原亨氏(65)が選ばれた。
そのほかに、広島商を率いて1973年に夏の甲子園を制し、如水館(広島)の監督として春夏計8度の甲子園に出場した迫田穆成氏(故人)らが選ばれた。
対象は、原則として軟式を含む監督か野球部長を20年以上務めた指導者。各都道府県高野連の推薦を受けて選出した(北海道、東京は2人ずつ)。2003年の第85回全国選手権記念大会から毎年実施している。
受賞者のうち、秋田、茨城、福井、奈良、島根、愛媛、福岡、鹿児島の計8人は、全国選手権大会期間中の8月15日に甲子園球場に招待して表彰される。8人以外の受賞者は、各地方大会の抽選会や開会式で表彰伝達式を実施する。