県高校野球連盟は8日、来春の第97回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に川口市立高校(川口市)を選んだと発表した。同校の推薦は5年ぶり2度目。
同校は旧川口総合、市立川口、県陽の市立3校の統合により2018年に創立され、野球部も同時に創部した。現在の部員は43人。甲子園出場経験はないが、今夏の埼玉大会でベスト16、今秋の埼玉大会ではベスト8入りするなど好成績を収めている。
県高野連は選出理由について「日々努力を重ねるチームの姿が21世紀枠の基準を満たすと考えた」と評価。
また、練習場が学校から約4キロ離れ、時間が限られる中、部員は主体的に計画を立てて練習に取り組んでおり、毎週土日の練習試合前に地域清掃活動やあいさつ運動を行うなど、まわりから応援されるチームを目指している。
21世紀枠は全国9地区の選考会(12月中旬頃に埼玉を含む関東・東京で1校を推薦する)を経て来年1月24日に大会に出場する2校が選ばれる。