県高校野球連盟などは7日、来春の第91回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に県立松山高校(東松山市)を選んだと発表した。
同校野球部は1930年創部で、部員は41人。春、夏とも甲子園出場経験はないが、今秋の県大会でベスト16に入った。県高野連は選考理由について「学業と部活動を両立させ、あと一歩で甲子園出場の機会に恵まれない学校として、21世紀枠に推薦するのにふさわしい」としている。21世紀枠は全国9地区の選考会を経て来年1月に3校が選ばれる。
斎藤右真主将(2年)は「もし選ばれれば、学校の名前に恥じない戦いを甲子園でしてみたい。持ち味のチームワークを発揮した自分たちらしい試合をしたい」と意気込みを語った。
同校は23年に旧制中学の松山中学校として設立された男子校。9割以上が大学進学を希望する進学校で、理数教育を重点的に行う文部科学省のスーパー・サイエンス・ハイスクールの認定を受けている。