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花咲徳栄、作新学院に2-6で敗れ8強ならず

 夏の甲子園大会第11日の17日、県代表の花咲徳栄は作新学院(栃木)に2−6で敗れ、昨夏に続く8強入りはならなかった。花咲徳栄は5点を先取された後の四回からエース左腕の高橋昂也投手(3年)がマウンドに上がり、強打の作新打線を1失点に抑えた。しかし打線が作新の今井達也投手(3年)を打ち崩せず、逆転はかなわなかった。試合終了後、応援席からは選手たちの奮闘をたたえる声が拍手とともに送られた。

 試合前、「序盤は静かに入りたい」と語っていた岩井隆監督の目算とは裏腹に、花咲徳栄は序盤の二回裏に一挙5点を失った。

 反撃に出たのは四回表。4番・西川愛也選手(2年)の中前打などで1死一、三塁の好機を作ると、6番・山本優也選手(3年)が「狙っていた」という直球を右前にはじき返し、1点を返した。

 四回裏には高橋昂投手が登板し、スタンドからは「昂也、頼んだぞ」とエースに期待する声が飛んだ。高橋昂投手は最初の打者を空振り三振に打ち取ると、この試合で初めて作新打線を3者凡退に抑えた。スタンドで応援した清川旺投手(3年)は「あとは高橋昂しかいない。しっかり守って、野手が打つだけ」と逆転を祈った。

 高橋昂投手は七回裏まで相手打線を無失点に封じ込める好投を見せ、八回表には5番・楠本晃希選手(3年)が右中間にソロ本塁打を放った。スタンドで声援を送った母有希子さん(47)は「今までの力を全部出してくれた」と喜び、「最後の瞬間まで、このメンバーで野球ができることに感謝して楽しんでほしい」と、グラウンドを見つめた。

 4点を追う九回表の最後の攻撃。1死から代打の隈本達也選手(3年)が四球を選んだが、後続を断たれ、試合は終わった。今大会の“BIG3(3人の好投手)”の1人として注目を浴びた高橋昂投手は、3年間を振り返り「(最後まで)やりきれた。今まで支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と語った。

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