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早大本庄・野口陸良投手 元平泳ぎ覇者、けが越え

 異色の経歴を持つ投手がマウンドに戻ってきた。小学6年でJOCジュニア五輪平泳ぎで優勝し、水泳界の期待を集めたが、息抜きで始めた野球が水泳より好きになった。「自分の好きなことをしたい」。そう決意し、中学2年から野球に専念した。

 昨年、3年が引退してエースナンバー1を得たが、今年3月に右肘を疲労骨折。手術し、肘に負担のないフォームに変えた。夏までに1試合しか登板できなかったが、6月下旬、再び背番号1を託され、「お前がエースじゃなきゃだめだ」。福永泰規監督の言葉を聞いたとき、涙があふれた。

 この日は6回途中で登板し、3分の2回で被安打4、自責点3。「マウンドに送ってくれた監督に感謝している。もう一度手術し、大学では万全な状態でマウンドに立ちたい」。夏は終わったが、涙は流さなかった。

(産経新聞埼玉版)

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